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2017.07.01

青い鳥 7月号 過干渉のこわさ

子どもは、常に大人に干渉をされたり、保障されたりする中で生活しています。けれども、持って生まれた性格は、こちらの働きかけによって決まることもあるでしょうけれど、保護が多ければ多いほど、子どもの自立心とか自主性が委縮され、創造的な行動もその分だけ阻止されます。

極端な場合には、小さい時から周りの人が喜んでくれることをやることが喜びになってしまう子がいます。こうすると、お母さんが喜んでくれる。ああするとお父さんが褒めてくれる。

だから、どうすればいいんだろうという事を相手の反応を見ながらしか行動をとれなくなってしまう子どもがいるでしょう。

そうすると、本当に自分がしたいことが分からなくなってしまう。あるいは、出来なくなる。感じなくなる。大きくなったら何になりたいと聞いても、わからないっていう事になります。

本来生き生きしている子どもは、なりたいものがたくさんあるわけです。今で言えば、サッカー選手になりたいとか、新幹線の運転手さんになりたいとか、お菓子屋さんになりたい、おもちゃ屋さんになりたいと、子どもたちにはあるんですけどね、わからないんですよね、そういう子には、どういう答えが正解だろうとか、褒められる答えであるとかの方に気持ちが、ぐっといってしまうのですね。一見子どもは良い子で、けれども自分の考えはほとんど言えないという事になってしまいます。過干渉の怖さっていうのは、そういうものがあるわけです。

よく小さい頃は、良い子だったのに、思春期、青年期になって難しい子になったということがありますが、大抵の場合は、過干渉が原因のこともあるようです。 

 

       園 長  籾 山 恭 子

 

P6300617

 

 

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